まず結論から書こうと思う。
原因はNahimicOSD.dllというファイルが悪さをしていたようだ
下記の場所にあるNahimicOSD.dllをリネームや削除することで動かなくなっていたultimaker curaやPrusaSlicerも動くようになった。
C:\ProgramData\A-Volute\A-Volute.28054DF1F58B4\Modules\ScheduledModules\x64\NahimicOSD.dll
私の場合、上記のパスだったのだが人によってマーカー部分は違いがあると思う。
NahimicOSD.dllはNahimic製のオーディオドライバーらしいのだがどんな経緯でインストールされたかは今となってはわからない。
だがNahimicOSD.dllについて調べると私のようにスライサーソフトだけじゃなくAdobeCreativeCloudやMicrosoftOffceでのエラー情報もヒットする。
私もそれらのアプリは使用していたが特にエラーが起こった事はないので過去のバージョンではそれらのアプリでも起こっていたようだ。
要するに結構悪さをしてきたドライバーのようだ。
私の経緯としてはまずはじめにFusion 360が動かなくなったのだその際にはいろいろと調べ環境変数にQT_OPENGL=softwareを追加することでひとまずの動かない状態は脱した。(今回の時にNahimicOSD.dllをリネームする前にこの環境設定を外してFusion 360を起動したところ起動したため現状のバージョンでは特に必要のない設定のようだ)
次にultimaker curaが動かなくなったユーザー設定ファイルを削除して一度目の起動時は起動するのだが2回目以降は真っ白の画面で応答なしになってしまうのだ。
その際にもいろいろと試したのだが全滅し仕方がなくスライサーソフトをCuraからPrusaSlicerに乗り換え最初にエラーは出るが問題なく使ってきた(今思うとPrusaSlicerを使った最初から気づけ!と自分を叱りたい)
そしてとうとうPrusaSlicerをアップデートした際にPrusaSlicerも動かなくなってしまったのだ。
症状はCuraと同じく白い画面で応答なし私の環境だとマルチGPU(Intel内蔵グラフィックとRTX)だったりマルチモニター(RTX接続3画面、Intel内蔵グラフィック接続1画面)といろいろとほかのエラーが起こっても仕方がないような構成のオンパレードであったので様々なところのフォーラムなどの情報を読み漁っては試す作業だ。
しかし答えはPrusaSlicerを起動したときに出てくるエラーに書いてあったのだ(自分が恥ずかしい…)
起動時に出てくるエラーはWarning:following dlls have been injected into the prusaslicer process…から始まるエラーなのだが要約すると次のDLLファイルが割り込んできたがアプリケーションの動作に支障をきたす場合がありますといった感じだった
そこで指名されたDLLファイルというのがNahimicOSD.dllだったのだアップデート前のPrusaSlicerでも同様のエラーは吐かれていたと思うのだが残念ながら私はよく読まず飛ばしてしまっていた。
NahimicOSD.dllをリネーム(削除は少し怖い)してからはどちらのソフトも問題なく動くようになった。
もしかすると最初のFusion 360もこれが原因だったのかもしれない。
もし同じような状況になってしまった方がいれば少しの助けにもなればと自分の忘備録として今回の事を記事にした。
皆も不具合が改善されることを切に願う!それでは!
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