もくじ
①Z軸のダブルモーター化
モーター2個(一個は既存の物を利用)、シャフト2本(1本は既存の物を利用、)
同期は行わずZ軸モーターの分岐のみ
アリエク産のダブルZ軸キットを利用
結果 片側シャフトだと上昇バー(X軸)の傾き防止のために導入したが目に見える結果は得られず。
②Mellow社のFly Gemini及び同社の3.5インチタッチパネルモニターFly TFT V1の導入
3Dプリンタフレーム、ヒートベット、エクストルーダー、電源はEnder 3 Proの物をそのまま使用
Fly Gemini導入にあたりKlipperを導入(参考にさせていただいたサイト様 FLY-GeminiでEnder-3 V2にKlipper導入)
Fly TFT V1の導入にあたってはFLY Docsを参考にさせていただきました(久しぶりに開いたらページが更新されてて別のページかと思いました)
Fly TFTに関しては上部メニューの製品資料開いたあとの左メニュー無いTFT屏幕が該当します。(自動翻訳なので言葉が変です)
FLY Docsは一応公式ドキュメントにあたるかと思われますのでMellow社の製品を利用する場合は一度見ておく事をお勧めします。
結果としてはFly Geminiを導入したからというよりKlipperを導入したことによる恩恵が多かったです。
一番のメリットはパソコンから直接印刷ができるようになったことでしょうか、最近の機種は大抵できるみたいなのですがEnder 3 ProはmicroSDカードでの印刷だったのでパソコンからネットを通して行えるようになったことで3Dプリンタの稼働頻度が劇的に増えました(電気代かさむ( ^ω^)・・・
私のFly GeminiはV1かV1.1とかの初期に近いものなので有線LANを利用しています。(Linuxでも使用できるUSBのWiFi子機を刺して使用しようとしたのですが…使用はできるのですが子機が異常発熱してしまい有線LANに戻してそのままです。
時点でのメリットは印刷のクオリティの設定を細かくできるようになった点ですね
Ender 3 Proの初期以上の印刷スピードを設定できたりするのですがやはりEnder 3 Proの構造的な
限界スピードは超えられないですね。(それでも初期よりかは断然良くなりました。
後日Klipperの振動チューニングであるInput Shaperを行ってみましたがX軸とY軸で機構が別であるせいかあまり効果は得られませんでした。(CoreXYの機構の3Dプリンターとかだと効果がありそうです。)
Fly TFTに関してはEnder 3 Proについていたダイヤルでの操作パネルよりタッチで操作ができる
Fly TFTのほうが断然便利なのですがパソコン側で直接操作ができるので正直無くてもよかったかもしれません。
3Dプリンタの前でXYZの動きを直感的操作できるようになったり完成画像をスライサーからアップロードするように設定していると完成図が表示されたり便利なんですが一番使っているのは印刷失敗時の印刷停止機能です。タッチパネルなので指でポチポチするだけで停止できます。(パソコン側からもできますが印刷失敗に気づくのは3Dプリンタの前に居るときですからね)
同時に将来3Dプリンタを自作したい思いもあったのでMellowのFLY-RPFMEXも同時に購入しましたが
いまだ利用はしていないです。物としてはUSB接続にて既存ボード(私の場合はFlyGemini)を
拡張するためのボードです。制御できるモーターの数やファンの数を拡張することができます。
③BLtouchの導入
これに関しては初回では失敗しました。純正ではなく互換製品(大分安い)を利用したことや
BLtouchのEnder 3 Pro純正エクストルーダー用のマウントを3Dプリントで自作したせいで
ほぼまともに動かず毎回距離が変わってしまう症状に苛まれ結果として調整に時間がかかった上に
最終的にはZ軸のエンドスイッチを初期の物理スイッチに戻すことになりました。
この当時はまだ3Dプリントの精度調整も甘く技術も今より未熟だったのでマウントについては
自分のせいですがBLtouchに関しては純正もしくは信頼できるメーカーの互換品を買うのをお勧めします。(純正はANTCLABS社の物ですが後日、私はcreality社製のエクストルーダーのSprite Extruder Proを購入する際にセットでcreality社製のBLtouchを購入し使用しています。)
④Creality Sprite Extruder Proの導入+α
こちらはEnder 3 Proを出しているメーカーと同じCrealityのエクストルーダーです。
Ender 3 Proの純正エクストルーダーのボーデン式(エクストルーダーとは別にフィラメントを押し出す機構がありそれをチューブを通してエクストルーダーに送り出す方式です。)とは違いダイレクト式(エクストルーダー本体にフィラメントを押し出す機構がついておりチューブを使わず直接フィラメントをエクストルーダーに送り出す方式です。)と呼ばれる機構のエクストルーダーでしかも300度まで加熱することができるオールメタルの商品になります。
300度の高温だとボーデン式のようにチューブが接続されている場合最悪チューブが炭化してしまったりするそうです。またダイレクト式を採用しているエクストルーダーでもプラスチック部品が過熱部近くに配置されている場合こちらも溶けるや炭化といった影響が出ます。
私の場合特に300度を要求するようなフィラメントを利用していないのですが将来性を考えてこのダイレクト式のオールメタルであるSprite Extruder Proを購入するに至りました。
また純正ではないですが信頼のおけるメーカーのCrealityのBLtouchがセットになっていたことも大きいです。
セットで販売されているものですので当然BLtouchのマウントもエクストルーダーに元から付属していますので導入も楽です。
しかし購入に至って心配であった点もありましてダイレクト式のエクストルーダーはEnder 3 Proの
純正エクストルーダーのボーデン式と比べフィラメントを押し出すモーターがエクストルーダー本体に付いているのでその分エクストルーダーの重量が増加してしまいます。(ここがダイレクト式の弱点ですかね)
Ender 3 Proはそのような重い(ダイレクト式)エクストルーダーの利用を想定して作られている商品ではないので重さによる歪みや振動の懸念はありました。結果論的にはそこまで影響は出ませんでしたが他機種でもボーデン式からダイレクト式に変更する場合などにはそういった点も考えたうえで交換することをお勧めします。(私の購入したCrealityのキットは対応機種にEnder 3 Proが含まれておりポン付け用のパーツも付いてくるのですが対応品として売られていますのである程度はテストも行っているとは思いますが歪みや振動に関してはもとからダイレクト式がついている機種と比べると影響が出やすいと考えています)
またSprite Extruder Proの購入と同時にBIG TREE TECHのインテリジェントフィラメントセンサーなるものも購入しています。
物としましてはフィラメント切れを検知し印刷を停止する商品の中でもフィラメント割れなどにも対応した物なのですが相性なのか商品が壊れているのかフィラメントを一切検知しない(印刷が止まってしまう)為、現状ではフィラメントガイド(商品をFly Geminiとは接続せずプーリーからエクストルーダーの中間でのフィラメントが変なところに絡まったりするのを防止する)目的でしか利用できていません。
そこまで金額の高いものではないのでいつかは再購入して使えるようにしたいとは考えています。
最後に
以上が現状で私がEnder 3 Proに行った改造ですがまた追加で改造を行った場合などは追記していきたいと思います。
以上!Artsでした。
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